BLOG: Exhibition Report

2018年10月18日


NOH 1981 デザイン:五十嵐威暢

日本の伝統芸能の一つである能の米国公演のために制作されたポスターです。アルファベットでNOH、漢字で能と表記したものを組み合わせて複雑な造形を生み出しています。五十嵐氏によれば、東西の文化が融合した新しい世界が誕生することを期待して作られたとのこと。世界の美術館、教育機関10か所以上でコレクションになっています。(解説:野見山桜)

「五十嵐威暢と世界のコレクション展」開幕
Takenobu Igarashi and World Museum Collection Exhibition

札幌芸術の森美術館での展覧会の東京サテライト会場、麻布のdesignshopにて、1970年代〜1990年代の五十嵐デザインのポスターやプロダクトをご覧いただける展覧会がスタートします。
世界各国の美術館などに永久保存されている五十嵐デザインの作品、そして、ニューヨーク近代美術館(MoMA)との関わりにスポットをあてた仕事を紹介します。

まだデザイン業界にコンピューターの存在すらなかった時代の手描きの魅力や力強さ、特色印刷にこだわったポスターの潔さ、産地を巡り地場産業との協働プロジェクトを実現したプロダクトデザインへのこだわりなどを、古いビルをリノベーションした素敵な空間でご覧ください。(そして、札幌にもぜひ!)

なお、designshopご来場の方には、「NOH 能のオリジナルポストカード」をプレゼント、おいしいコーヒーも試飲できるそうです。

会期:2018年10月18日(木)~11月4日(日)11:00~19:00(会期中無休)
会場:designshop azabu
〒106-0047 東京都港区南麻布1丁目1-17 白ビル
tel:03-5791-9790
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五十嵐威暢と世界のコレクション展(designshop azabu)

主催:designshop(森博)
会場デザイン:早野正寿
展示キャプション等執筆:野見山桜

文:羽田麻子